日々の出来事

長期のライフプラン設計をしてもあまり意味はない

こんにちは、ゆうきです。

最近僕が友人から聞いて
驚いた話をします。

友人は起業しているのですが、
彼がサラリーマンをやっている友人夫婦の家に遊び行ったとき、
何かのきっかけで将来設計の話になったそうです。

(友人は田中(仮)という名前にします)
(ちなみに友人も田中さんも現在30歳で田中さんには奥さんと子供がいます)

田中さんは家の棚から一枚の紙を取り出し、

田中さん
「実はこんなものを作ってもらったんだ」

と言って友人の前に紙を広げました。

それはファイナンシャルプランナーが作ってくれた、
ライフプランシミュレーションというもので、
田中家の将来の収入や支出の予定が
数字でびっしりと書き込まれていました。

そのライフプランシミュレーションによると、
田中夫婦は60歳の定年まで今の職場で共働きしたあと、
そこから65歳まで非正規で働き、
それ以降は節約をしながら退職金と貯金と
国からもらえる年金で暮らします。

年収は毎年10万円ずつ昇級していきます。

年間で使って良い生活費はすべて明確に決まっており、
日々細かく家計簿をつけて、
そこからはみ出さないように注意を払いながら生活します。

節約して浮かせたお金は貯金して
堅実あん資産運用に回して、
子供が進学するときなどに、
大きな支出があるときに切り崩します。

また、10年後に車を買え変えるそうで、
その度に300万の支出をします。

そのほか毎年お盆かGWに
一度だけ国内旅行にいくため、
毎年20万円程度の予算が計上されています。

その列は「夢」という項目が書いていたそうです。

こんな感じで人生を過ごすと、
彼らは95歳になったときに、
夫婦で1億円以上の貯金ができるそうです!!!

30歳の田中夫婦は今後は
その決めてもらったライフプランに沿って
生きていくと決めたそうです。

唖然としている友人に、

田中さん
「不安定な仕事をしてるお前には、こんな安定的な将来設計はできないだろう!」

と、田中さんは自慢をしてきたそうです。

僕にはわからないのですが、
こういうライフプランシミュレーションというのは、
需要があるのでしょうね。

そうでもしないと
ファイナンシャルプランナーという仕事が成り立ちませんから。

実際に田中さんも
この紙を作成してもらうのに
数万円のお金を支払ったそうです。

それに老後までの人生設計がある田中さんは
世間一般では賞賛されたり、
羨ましがられる立場にもなるでしょう。

世の中には老後の生活が不安で不安で
仕方ない人もたくさんいますからね。

田中さんの会社は誰もが知る会社で、
年収もそれなりに高いですし、

社会的地位の高さで言えば
彼は日本のトップ数%に入るエリートです。

しかし、僕にはどうも理解できないのです。

そんな長期のライフプランは
本当に意味はあるのでしょうか???

今後約60年くらいの人生プランができて、
田中さんは非常に喜んで安心もしたそうですが、

これって例えば1960年代と言えば
日本が「新三種の神器」という出来事が起きた頃に、

「2020年代までの人生設計ができた!これに沿っていけば安心!」

って言ってるのと同じです。

(新三種の神器とは、車、クーラー、カラーテレビのことです)

5年後とか10年後ならまだしも、
30年とか40年とか先の社会なんて、
普通の人には予測はできません。

凄まじいインフレも起きているかもしれないし、
年金も本当にもらえるか分からないし、
コロナの影響で経済はもっと破滅するかもしれないし、
逆にバブル崩壊やリーマンショックみたいな経済破綻も起きるかもだし、
戦争が起きるかもしれないし、
今ある仕事の一部が無くなっているかもしれません。

あるいはテクノロジーの進化で
いろんなものが安くなったり、
ベーシックインカムが始まって、
夫婦で必死に働いてお金を貯める必要ではないかもしれません。

「今後の世界は永遠に現在の形のままだろう」

という全体の元に未来のプランを立て、
それを盲目的に信じて生きていくのは、
変化の激しい現代においては
賢い選択には見えないように見えます。

さらに彼らが思うライフプランをまっとうするには、

夫婦揃って数十年もの間一度も倒産やリストラにならず、
会社の業績も絶好調でうなぎ上り、
災害などもまったくなく、
病気にもならず、
犯罪にも巻き込まれず、
年金や退職金もライフプラン作成時の基準のままもらえないといけません。

どれか1つでも欠けると、
田中さんのプランは破綻してしまいます。

そういうときの対策をしてるなら良いですが、
ライフプラン通りにただ支出を減らし、
盲目的に貯金しているだけなら、

当初思い浮かべていた人生を送れるかは、
少しギャンブル要素が強いのではないかと思います。

「会社の給料以外では絶対に収入を増やさない」

とする暗黙の前提も謎だと感じます。

田中さんは支出をコントロールして、
老後のために資産形成をしていますが、
なぜか収入をコントロールするという発想がありません。

収入って別に変更不可能な条件ではありません。

日本の税率とは違って、
自分の思うように従い、
好きなように変更しても良い数値です。

いまだとコンテンツビジネスとか、
アフィリエイトとか、オークションとか、
不動産とか、YouTubeとか、
個人が収入を得る手段は無限にあります。

しかもこれからの時代、
会社なんかに頼らずに収入を得る手段というのは
どんどん増えていくはずです。

年に1回20万の国内旅行で満足しなくても、
副業でネットビジネスでもして、
追加でサクッと40万くらい稼いで、
旅行を3回にしたりしてもいいと思います。

あるいはこれから不動産投資の勉強をして、
不労所得を作って40代くらいで
セミリタイアしてもいいじゃないですか。

しかし現在の収入に基づくライフプランを
しっかりと決めてしまった田中さんに
もはやそのような選択肢は見えません。

彼の意識は現在決めたライフプランの目標達成することに向けられ、
ひたすらとしおいるまでお金を貯めるために働き続け、
年に1回の国内旅行をすることが唯一の正義となるのです。

より良い人生の選択肢が出てきても
おそらく彼は無視するのではないでしょうか。

・世の中のルールは常に変化する
・想像できない不足のことが度々起きる
・支出と同様に収入もコントロールができる

ということを前提に考えると、
現状を頼りに数十年の長期ライフプランを設計するのは
そもそもあまり意味がないのではと思ってしまいます。

あくまで参考程度に見るのはいいと思いますが、
それに人生を縛られてしまうと
一度きりの人生の可能性を
自ら狭めてしまう結果になりかねません。

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